MUFR10-4 の流れ

1200Wインバーター取付
キャンピングカーに1200Wの正弦波インバーターを付け、発電機との自動切換えにパワーリレーを取り付けたので、備忘録も兼ねて書きます。
キャンピングカーのコンセントがサブバッテリーで動かせるようになり便利になりました♪

なお、かかった費用は約3万5千円です
投資に対する満足度は高いです♪(^^♪

インバーターを付けた目的

以下の2つをサブバッテリーで動かすのが目的です。
今までは発電機を回すか、外部電源につないだ時のみ使えていました。

・ウィンドウクーラー
・レンジ

真夏はクーラーなしだと厳しいのを実感し、インバーターの購入を決めました。

休憩や暑い時の10分、20分だけクーラーを動かすのに発電機を回すが億劫でした。
発電機の音も大きいので、場所を選ばないといけないのも不満の1つでした。

あと、太陽光パネルを85Wx2枚積んでいるので、昼間は電気が余っているので活用したいというのもありました。

ただし、200Ahのサブバッテリーでもクーラーを動かせるのは、せいぜい2~3時間と思うので、長時間動かす場合は、発電機か外部電源が必要です。

発電機は不要になる?

インバーターを設置したら、発電機は不要になるのでは?と思う方もいるかしれませんが、私はあった方が良い派です。

サブバッテリーの容量が低下しても、発電機でサブバッテリーを充電したり、クーラーを動かせるので、発電機があると安心感があります。

日中にクーラーを長時間動かすには、発電機がないと厳しいです。

購入した機器

正弦波インバーター

日本メーカーであり、価格も手ごろで約3万円だったBAL ( 大橋産業 ) の1200Wの正弦波インバーターを購入しました。

リモートスイッチがついており、遠隔で電源のON/OFFが出来ます。
なお、今回はウィンドウクーラーのコロナ CW-1610の、定格電力の600Wを先に調べて、その倍あれば大丈夫かなと思い1200Wにしました。

1800Wにしようかと思ったのですが遠出をする3日後までに付けたいのがあり、翌日届く1200Wでもいいかと思ったのもあります。汗
クーラーが動かなかったどうしようとドキドキしました。
Amazonでの購入が安いです。

大橋産業 (BAL)
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届いたら思ったよりサイズが大きかったです。
設置場所のサイズを事前に測ってインバーターが入るか事前に確認する方がよいと思いました。

1200Wだと心配という方は、その1つ上の1800Wが約4万円で買えるので、こちらの方が安全策をとるならおすすめです。

大橋産業 (BAL)
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インバーターは、価格の安い短形波や疑似正弦波タイプもあります。
ただし正弦波でないと動かない機器もあるので注意が必要です。

コロナのウィンドウクーラーは、短形波で動いたという方のブログも見ましたが、自分が持っている型番が動くか不明ですしBAL ( 大橋産業 ) の短形波タイプは、リモートスイッチがついていないのもあり、正弦波タイプにしました。

パワーリレー

インバーターと、発電機(または外部電源)の入力を切り替えるための機器です。
春日電機の「MUFR10-4 122 コンタクタリレー」を買いました。

キャンピングカービルダーで上記のリレーを使っている点や、情報も多かったのもあり上記に決めました。
キャンピングカーの100V電源切り替えの定番となっているように感じました。

購入は、Amazonにはなかったので、モノタロウで「MUFR10-4 122 コンタクタリレー」で買いました。
2,390(税別)と手ごろです。
MUFR10-4 122

なお、「MUFR10-4 122 コンタクタリレー」は、全部で46種類のバリエーションがあり、接点タイプにより配線や動作が異なるので注意してください。

キャンピングカーで定番なのは接点が「2a2b」のタイプです。

このパワーリレー素晴らしいのが、リレーを切り替えるために別途電源を用意しなくて良い点です。

例えば、100V入力1、100V入力2があり、通常は100V入力2が出力されます。
100V入力1が入ると、出力が入力1に自動で切り替わるという使い方が出来ます。

なお、配線やDIYに自信がない方は、以下の機器がおすすめです。
価格は高めですが、ACコンセントをそのまま挿せて、自動切換えできるようです。
私は、上記のMUFR10-4を勉強のため使ってみたかったので、迷わずMUFR10-4にしました。

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配線ケーブル

パワーリレーを接続するために、「VFFケーブル sq2.0」を購入しました。
VFFケーブルは家庭用のコンセントケーブルで使わている定番のケーブルです。
耐熱性に優れており、100V系を扱う場合はVFFケーブルを選べば間違いないです。
sq2.0は大まかにいうと太さ2.0mmのものです。

sq1.25(太さ1.25mm)などもありますが、定格電流が低くなるため、sq2.0をおすすめします。
細い線のものを買うと、大電流を流した時に発火の原因となります。

Amazonで買うより、モノタロウやホームセンターで買うのがお得です。
私は家の近くにあるホームセンターのコーナンPROで買いました。
6メートルで約800円でした。
VFFケーブル

その他

「コンセントタップ」「ネジ」「固定用の木材」は100均のダイソーやキャンドゥで買いました♪
DIYのコンセントプラグや、パワーリレーの実験用に延長ケーブルを買いました。

なおパワーリレーへの配線で、着圧端子もあった方が便利ですが、なくても付けれるので問題ないです。

ホームセンターやネットで買う前に、先に100均に行くのがよいですね。

MUFR10-4 122 コンタクタリレーの配線

今回、MUFR10-4の接続を備忘録を兼ねて記事にしたかったので詳しく説明します♪

文字を書き込むと複雑に・・・(><)
入力を2つ、出力を1つにするのがポイントです。
あと13端子をA2端子へ、43端子をA1端子へつなぐのもお忘れなく。
MUFR10-4 つなぎ方

↓横にした見たところです。
 右側が表、左側が裏です。
MUFR10-4配線を横からみたところ

↓リレーの説明。
 赤枠で囲った図の通りなのですが、このような流れです。
 インバーターの入力を23端子、33端子にして、
 発電機や外部入力を13端子や43端子に繋ぎます。
 赤線の13端子・43端子が入力されるとリレーが作動し、青線の23端子や33端子が遮断されます。

↓リレーの動作音。
 音出し再生してくださいませー。
 13端子・43端子が入力された際の「カチッ」というリレー動作音がします。

リレーの動作を家のコンセントで確認したら、あとはキャンピングカーへの組み込みです。

キャンピングカーへの組み込み

ここからは、キャンピングカーによって作りやレイアウトが違うので参考にならないかもです。
手短に書いていきます。

↓1200Wインバーターをサブバッテリーの横に配置。
 思ったより大きかったのでサイズに注意。
 100均で買った木の板を下に挟めて、ねじ止め。
 バッテリーとインバーター接続する線は、インバーターに付属しています。
1200Wインバーター取付

↓リモートスイッチを付けるためイスの壁に穴あけ。
 ドリルで穴をあけていきます。もっと楽に穴あけできる工具が欲しい・・・。
壁に穴あけ

↓最後はヤスリで微調整。重労働w
壁に穴あけ

↓リモートスイッチ設置
 長押しで電源ON、OFFは短めに押してもOFFになります
リモートスイッチ設置

↓リレーを設置
 発電機からのケーブルが短くて延長したり微調整。
 リレーの出力を100Vブレーカーの入力へ。
MUFR10-4を設置

↓動作確認。発電機のON・OFFでリレーが切り替わるのを確認

太陽光チャージコントローラーの設定変更

インバーター経由でエアコンを動かして気づいたのが、太陽光チャージコントローラーの警告ランプ。

PV-1212D1A

電圧降下により、負荷出力を停止した旨のランプ(未来舎のPV-1212D1Aのオレンジ色)が点滅するようになりました。
負荷端子に付けていた電圧計が停止しているのを確認。

まずは電圧計をバッテリー端子に移動。

太陽光チャージコントローラー(未来舎のPV-1212D1A)の説明書を見ると、以下の設定によるものと分かりました。

低電圧切断(LVD) 初期値 11.5V
低電圧再接続電圧(LVR) 初期値 12.5V

エアコンの起電力による電圧降下で、一瞬電圧が11.5Vを下回ったのを検知して切断されたものと推測されます。
LVRの12.5Vを超えれば、負荷が復帰していることから設定に引っかかったで間違いなさそうです。

説明書を見て、低電圧切断(LVD) と、電圧再接続電圧(LVR) を8Vに設定しました。
負荷出力を切断させないようにしました。
負荷出力使わなければいいかと思っていましたが、警告ランプのオレンジ点滅が目につくので変更しました。

設定変更で、オレンジ色の点滅がしなくなることを確認しました。

太陽光チャージコントローラーの負荷出力について

太陽光チャージコントローラーの負荷出力は、いわゆる出力で、ここに電気類をつなぐと使用電流・電力量が分かったり、設定によっては特定の時間だけ動かしたり便利な使い方ができます。(PV-1212D1Aでできるかは未確認)

しかし消費電力の大きいものを使うと、太陽光チャージコントローラーが破損する可能性があるため、負荷が大きいものはバッテリー直結でつなぐのが正しいです。

使うとしてもLEDライトぐらいかな。
あまり使い道がない・・・(本音)

まとめ

「MUFR10-4 122 コンタクタリレー」の配線の備忘録を兼ねて、記事を書きました。

キャンピングカーへの設置が、暑い中汗をかきながらで大変でした。
冬場にやりたかったです。w

ちなみに、マックレーのサイトによると「インバータ 1500Wサイン波(電子レンジまで使用可能) (ツインバッテリー必要)」はオプションで¥129,600(税込)でした。
インバーターのオプションは、他のビルダーも10万円~15万円が相場のようです。

ビルダーの値段が高いのは技術料と、インバーターの値段(未来舎のものを使用するところが多いと思われる。値段が高い)のようです。

仕組みはシンプルなので自分でDIYできる方なら、自分で設置した方が安くできるし、トラブルがあったときに対処できるのでいいかなと思いました。

なお、ケーブルの太さや定格電流は気を付けてくださいませ。
細いケーブルを使うと、最悪出火します。

私は「MUFR10-4 122 コンタクタリレー」を使ってみたかったのと、ビルダーが京都で遠いのもあり自分でやりました。

「MUFR10-4 122 コンタクタリレー」便利で感動しました。

コメント一覧

  1. ノマキャンさん、説明すごくわかりやすかったです。
    モノタロウのコンタクタリレーはもう取り扱いがないみたいですね。
    他社を選ぶ場合は2a2b型を使えば配線も同じでよね。
    試してみます。

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