EchoFlow River Pro
EchoFlow River Pro

話題のポータブル電源の「EcoFlow River Pro」を購入しました!

キャンピングカーに積んでいるウィンドウクーラーや電子レンジが使えるか導入して確認したので詳しく書きます。
またおすすめかどうかも含めて考察しました!

購入した 「EcoFlow River Pro」は、 正弦波のAC出力対応。
AC出力は600W、Xブースト機能で1200Wまでの家電が動かせます。

ウィンドウクーラーや電子レンジは600W近い電力を消費するので、実際に動くか分からず不安でした。
実際に購入して何度か車中泊して試したので結果を詳しく紹介します。

「EcoFlow River Pro」はおすすめ?

結論を先に書きます。
・ウィンドウクーラー(コロナ CW-1610)は動作はするが、途中で止まる時がある
・電子レンジは、動くものに買い替えた
 →TWINBIRD DR-D429に買い替え

主な目的がクーラーやエアコン、電子レンジを動かすことなら、上位機種のEcoFlow DELTAシリーズにするのがおすすめです。

「EcoFlow DELTA」シリーズは、AC出力が1400W(Xブーストで瞬間最大2100W)で、エアコンや電子レンジの相性を気にせず動かすことが出来ます。

ちなみにDELTAシリーズの一番安価なものは、「EcoFlow DELTA mini」。
上位モデルだけあって miniでも、882Wh(約240Ah)の容量があります。

ウィンドウクーラーや電子レンジを動かすのが主な目的でない方、発電機やインバーターがあるので補助的に使いたい方、または家電を動くものに買い替える覚悟がある方なら、今回 私が購入したEcoFlow RiverシリーズがDELTAシリーズに比べて安価で、本体も小さいのでおすすめです。

ウィンドクーラーの動作結果 詳細

ウィンドウクーラー

コロナ(型番 CW-1610)のウィンドウクーラーについて動作状況を詳しく書きます。
定格の消費電力は、525W(50Hz)、600W(60Hz)です。

西日本と東日本で異なる周波数

AC出力は、東日本の50Hzと西日本の60Hzに分かれます。
家電の多くは、50Hzと60Hzに両対応しており意識することはないですが、安価な電子レンジを買う時は注意が必要です。
50Hz用と60Hz用で分かれています。

より省電力で使いたいなら50Hz用(東日本)のものを買うのがおすすめです。
ただし、西日本のRVパークやオートキャンプ場で外部電源をつないだ場合、60Hz電源になるので50Hzの電子レンジを使うと問題が発生する場合があります。
煙が出て壊れたという方もいました。
50Hz用を買う場合は自己責任でお願いします。

私はより省電力で動かしたかったので 「EcoFlow River Pro」のAC出力設定を50Hzに変更しました。(初期状態では60Hz出力です)
XブーストはONにするのをお忘れなく。
(設定は、EcoFlowのスマホアプリでのみ可能です。EcoFlow本体では50Hzに変更できません)

途中で止まる症状について

以下の症状がありました。

・起動時に止まる
・動作中に止まる

毎回止まるわけではないのが厄介なところです。

止まる時の条件は、真夏の日中の暑いときに使うと良く止まりました。
正直に言うと真夏の日中にウィンドウクーラーを使いたいなら、上位機種のDELTAシリーズを買った方が良いです。

私は、発電機を搭載しているので日中は発電機でウィンドウクーラーを動かす方針に変えました。

なお、 真夏の夜は十分使えました。
起動時に稀に止まることはありましたが、止まってもまた動かせば起動し、エアコン起動後はほぼ止まりませんでした。

日中によく止まるのは、おそらく外気温が高いときに、消費電力が一瞬上がるみたいで、そのタイミングで止まっている感じでした。
日中は何度も止まるので実用に耐えず、夜はほぼ止まらないので実用で使えると感じました。

電子レンジの動作について

キャンピングカー購入時に備え付けられていたHaier (ハイアール)の電子レンジは動きませんでした。

そこで「EcoFlow River Pro」の口コミを調べまくって、
「TWINBIRD 電子レンジのDR-D429型」で動いたとの情報があったので購入しました。

TWINBIRD 電子レンジ

動いたとの情報は60Hzのものだったのですが、省電力に動かしたかったので50Hzのものを買いました。

ちなみに「DR-D429型」の型番は、新品では売ってなかったのでメルカリで買いました。
新品が良い場合は、型番は少し違いますが以下があります。
おそらく動くと思いますが自己責任でお願いします。

700W設定で使うのがおすすめ

電子レンジには出力の調整つまみがあります。
600W設定で動かすと、600W→0W→600Wを何秒か置きに繰り返して温めが遅かったです。
いろいろ試して700W設定が安定して動いたので、700W設定で使っています。

電子レンジ内のライトがたまにチラチラ弱くなりますが、途中で止まることはなくしっかり温まります。

ちなみに電子レンジで700W設定で動かしても、EcoFlow内部では600Wで動作しています。

その他の家電

ドライヤーや、IHクッキングヒーター、トースターも動くのを確認して便利に使っています。

別の機会に、使っている家電を紹介したいと思います!

まとめ

「EcoFlow River Pro」を購入して、キャンピングカーでの旅がより便利になりました。
私のキャンピングカーには鉛蓄電池のサブバッテリーがありますが、電子レンジやウィンドウクーラーなどの高出力には向いていないです。
以前、夏にインバーター経由でウィンドウクーラーを使いまくったら、夏の終わりと共に鉛蓄電池がダメになりました。

鉛蓄電池の消費電力の考え方

鉛蓄電池は20時間率容量といって、20時間かけて使うのを想定して考えます。
100Ah容量の鉛バッテリーなら100Ah÷20時間=5A

無理のない消費電力は、以下です。
5A×12V=60W
(2倍ぐらいの120Wぐらいまでは寿命に大きな問題はないと思われます)

100Ahのサブバッテリーを2個の場合は、60W×2倍=120Wまで問題ないです。

電子レンジやクーラーなどは600W近い電力を消費します。
鉛蓄電池で無理やり動かせますが負担が大きすぎて寿命を縮める原因になります。

リチウムイオン電池は、高出力に向いており電子レンジやクーラーを動かすのに向いています。

なお、キャンピングカービルダーに、リチウムイオンのサブバッテリーの導入を依頼すると50万円~80万円近くかかります。
走行充電、外部充電、AC出力(インバーター)、配線、コンセントの設置・工賃込み。

EcoFlowのポータブル電源ならRiverシリーズで10万円以下、DELTAシリーズで10万円代と安くはないですが、ビルダーに頼むよりはるかに安価です。

すでにサブバッテリーがある方でも、EcoFlowのポータブル電源を買うことで、動かせる家電の幅や時間が広がります。

私はいろいろ相性問題もありましたが「EcoFlow River Pro」買って良かったです。
お金に余裕があるなら「EcoFlow DELTA mini」が相性問題も関係なく良いと思いました。

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